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SIMPLE LIFE NOTE

シングルが目指す始末の良い暮らし

白い巨塔の世界

呟く
5年前、大学病院で入院・手術した。
入院自体、初めての経験だったので、新鮮だった。
  • 6人部屋があてがわれる。両サイドに年配女性。いびきと呻き声でよく眠れない。副作用で髪が抜けるから、と看護師さんとかつらの相談をしている人もおり、ピンピンしている自分が申し訳なくなる。
  • 投薬は必要なかったので、食後に飲む薬が何もない。前日就寝前のみ、下剤と精神安定剤が出された。手術までは病人ではないのに入院している、妙な感じ。術後はカルシウム剤と傷口がケロイド状にならないための薬を服用。
  • 手術前日、ちょうど教授回診があった。(わたしの担当医は准教授)研修医たちも随行。「明日が手術ですね。頑張りましょう!」と力強く励まされる。不思議と悪い気はしない。同室者などは教授回診を楽しみにしているようだった。
  • 手術当日朝、逃げ出したくなる人の気持ちが分かる。
  • 車椅子か担架で手術室まで行くのかと思ったら、自分の足で。先導する担当医が早足なので、術衣がはだけそうになるのを手で押さえながら小走りでついて行く。丸一日寝たきりになり、自由に体を動かせなくなるせいか、足には圧力がかかる靴下を着用。変だ。
  • 何回も氏名と手術部位を確認される。それだけ取り違えが発生しやすいということなのだろう。
  • 手術台は幅が狭く、落ちそうで横たわるのが怖いくらい。
  • 注射針を刺すのは研修生?なのか、「本当にそこでいいの?言っとくけど、そこは何回も刺しちゃダメだからね」と横から声がかかる。不安にさせないでほしい。無事一回で入ったようで、麻酔が効いて意識がなくなる。
  • 目が覚めたら、担架で病室に運ばれているところ。酸素吸入器付き。
  • 麻酔が完全に切れるまで、ものすごく寝起きが悪い、付き添いの家族に不機嫌な人になっていた。だるくて眠たい。
  • 手術の傷口よりも腰が痛くて、起き上がれるようになる朝が待ち遠しかった。

食事は予想通りの味。ご飯の量だけ多すぎるタニタ食堂の定食のようで胃腸には合っていて、無理なく体重が落ちた。
看護師さんは親切な人が多くて不快に感じることは一度もなかった。

振り返ってみると、良い入院生活を送れたと思う。