「自家製」の損益分岐点に悶々とする
野田琺瑯のものを幾つか使っています。さすがに梅干し用・味噌を仕込む用の美しい大型の容器は持っていません。
今年、1kg足らずの梅で梅干しに初挑戦なのですが、実家にあった海苔のガラス瓶で代用しています。
2年前の梅サワーシロップはseriaのガラス瓶、昨年の梅しょうゆも実家で用無しになっていた果実酒用の瓶を使いました。
本当は、丁寧な暮らし系の本やブログに載っている、お洒落なそれ専用っぽい琺瑯容器やガラスジャーが欲しい。
でも、買ってしまうと超えてはいけない一線を超えるような気がして、我慢しています。
- 自家製天然酵母でパンづくり 寒い時はドライイーストに切り替え。レーズン酵母用は元からあった瓶を、ヨーグルト酵母はネスカフェの空き瓶、元種用は昨年チャーミークリアを購入。こね始める時のカードは買いましたが、めん棒は小さいすりこぎで代用。ボードに至っては・・・まな板です。
昨日のレーズン丸パン。形が悪いのは端に押しやりました。
- 味噌の仕込み 昨年12月はジップロック使用。使った麹が乾燥麹か生の麹か判別つきかねて、塩と大豆と麹の比率がおかしなことになりました。しかも大豆の茹で時間が足りずつぶし切れず、えらく大粒の味噌の出来上がり。でも只今絶賛消費中です。
自分で作るのは、食材を余らせて腐らせるのがもったいないから(梅と栗がこれに当てはまります)と、完成品を買うよりも作った方が安い(しかし辛うじて)、理科の実験感覚のような、口に入るものができるかスリルを味わえるからです。
原材料と設備投資が高くつくと、自分で作る意義の大半を失います。
そうなると、低所得者の自分が身分不相応にお金をかけて「スローライフのわたし」を演出し、自己陶酔しているようで、何とも居心地が悪い。
100円ショップやあるものを生かして上手に暮らす人もいますが、もともとセンスがないわたしにはハードルが高いです。
何故こんなことを書き始めたかというと、今年頂いた梅の大半は姉の酵素シロップに消え、サワーシロップ用に少し漬けたいと思って買いに行ったら、税抜780円(重量不明)のりっぱな南高梅しか売られていなかったからです。手が出ない・・・
スーパー3軒をハシゴして、これが相場と知りました。
毎年下さっている姉の義母と友人に改めて感謝。
迷っているうちに梅が売り場から姿を消しそうです。