下巻から読んでしまった【十五の夏】
タイトル下部の【下】に気づかず。
10年以上前に極東ウラジオストク(1975年当時には外国人が訪れることができなかった都市)に行きましたが、それまで行ったことのあるアメリカ、イギリス、台湾とは、旅行の手配に始まり、重々しすぎる入国審査、現地での移動、買い物のシステムが全く違っていて、緊張しまくりでした。旅の前から、パスポートを取り上げられる夢を見ました。
旧ソ連時代に、一人旅って。
許可してお金を出した親(上巻を読んでいないので詳しい経緯は?です)、現地のガイドや日本人だけでなく他国の旅行者と対等に話せる15歳に敬意を表します。
細かいやりとりを詳細に書いていて、記録をバッチリつけていたのか、記憶力が格段に良いのか、ともかく桁違いの15歳です。
社会主義、シベリア抑留、北方領土問題などなど難しいキーワードがたくさん出てきて、正直ついていけませんでしたが、興味深い旅行記でした。
失礼ながら、佐藤優さんはインパクトのある容貌の方だと思います。
が、表紙は15歳らしい写真。