輪ゴム力
わごむりょく。
宮沢章夫さんの本にあった言葉。
エッセイ自体は、決してシンプルライフを勧める内容ではありません。
記憶を頼りに書いているので、間違っているかもしれませんが、家に集まってくる輪ゴムをもてあましたりせず、上手に使い切れる能力のことです。
冷蔵庫力というのもあって、これは冷蔵庫内をきれいに保ち、適切に配置する能力。
読んで以来、応用して「わたしはビニール袋力がないから、たまってきたね」などと使うようになりました。(スーパーで肉や魚を買った時に自分で入れる透明のビニール袋)
我が家では、使い道はあるが使用する量以上にある物、便利な機能でも活用できていない状態を揶揄する単語として使われています。
わたしには輪ゴム力も冷蔵庫力もビニール袋力もありません。
ビニール袋や小さめのレジ袋は、もっぱら生ゴミを入れてゴミの日まで冷凍庫で眠らせておくのに使っています。使用サイクルが追い付かず、それ用のスペースからはみ出すほど押し込んであるのを見ると、「こんな物に支配されてなるものか」と憤然と捨てたりします。
なんてスケールの小さい「捨て」。
自作のレジ袋入れ。ここに入る以上には溜め込みたくないので、マイバッグ持参派。